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骨切り術

高位脛骨骨切り術(HTO手術)とは

O脚変形のために膝関節内側に偏った過重なストレスを、スネの骨を切り、X脚方向に角度を変える手術です。比較的きれいな軟骨の存在する外側を使うようにする事で、自分の足を長く使えるようになります。「タイヤのローテーション」と考えていただければ分かりやすいでしょう。
せる手術です。脚の形はO脚からX脚に変わりますが、正座が引き続き可能であったり、スポーツや農業などの仕事へ復帰された患者さんが多くいます。一方で、骨が癒合するまで痛みが多少続くこと、機能回復にはリハビリをしっかり行うことが必要です。

高位脛骨骨切り術(HTO手術)の対象者

変形性膝関節症の症状が中程度までで、「運動を続けたい。」「肉体を使う仕事を続けたい。」など活動性が高い方におすすめしています。また、年齢制限もありません。
現在、使用されている人工膝関節の耐用年数は15~20年程度と想定されていて、再手術する場合は、人工膝関節置換術の初回手術療法よりも難しくなる可能性があります。そのため、特に65歳以下の患者様におすすめしています。

高位脛骨骨切り術(HTO手術)の利点と欠点

「自分の関節は温存され機能は維持される。」

利点

  • 侵襲(キズ)が少ないく、関節が温存できる。
  • 手術後の日常生活に対する制限が比較的少なく、スポーツも可能。術後、約60%の患者様が正座可能となります。
  • 手術の進歩により、手術翌日から立つことができ、1~2週で歩行可能となります。入院は3週間程度です。
  • 消失した軟骨の再生が認められる症例があります。

欠点

  • 骨が癒合するまで、骨切り部の痛みがあります。
  • 機能回復には、リハビリが必須です。
  • 腓骨の一部切除が必要です。(Closed Wedge HTO)
  • 場合により、腸骨採取が骨移植用として必要です。

高位脛骨骨切り術(HTO手術)の種類

Open Wedge HTO

脛骨の内側から外に向かい、骨を切り、内側を開いて矯正します。 侵襲や合併症が少ないですが、Open Wedge HTOは、Closed Wedge HTOに比べ矯正角度に限度があります。

Closed Wedge HTO

外側から脛骨と腓骨を切り、短縮させて矯正する方法です。変形が強く矯正の角度が大きい方に行う方法です。Open Wedge HTOに比べ、侵襲が大きくなります。

TCVO

内外反不安定性を伴う、「シーソー膝」の安定させ、O脚を生かす手術です。
内外から脛骨をL字に関節面中央に向かって切り上げ、開かさせ不安定性をなくします。

プレートやスクリューなどの抜去の手術について

手術後1年程度経過した時点で、使用した金属を抜くことをお勧めしています。
使用する金属は人体には無害と言われていますが、約半年後で骨がつき、それまで骨を支えていた金属は必要なくなるからです。
金属を抜去する事で違和感がなくなり、より快適に生活できます。