~栄養科通信~ 2019年12月号 No.30
先月までは骨を丈夫にする栄養素の『カルシウム』や、カルシウムの吸収を手助けしてくれる『ビタミンD・K』についてお伝えしてきました。
あまり聞き馴染みがないと思いますが、タンパク質の一種である『コラーゲン』も 実は骨にとって大切な栄養素の一つです。今月は『コラーゲン』についてお伝えします。
コラーゲンの繊維の網目にカルシウムが付着して骨ができているため、コラーゲンは骨の基礎・土台と言われています。また、関節にかかる衝撃をクッションの役割で軟骨がうまく吸収できるのはコラーゲンの 弾力のおかげと言われています。
コラーゲンは新しい骨を作るのに必要な栄養素のため、不足すると新しい骨を作る代謝が悪くなり、古い骨=スカスカ状態な骨が多く残ってしまいます。また、軟骨成分が柔らかさをなくしてしまい、関節炎や骨折、骨の変形症になりやすくなります。
日頃から頻繁に食べるのが難しいものもあります。
いろんな食材を食べましょう。
コラーゲンを多く含む食品の目安は冷めた時にゼラチン状の煮こごりができるものです。
※赤文字はカルシウムを多く含む食品
※緑文字はコラーゲンを多く含む食品
エネルギー:282㎉
塩分:1.6g / カルシウム:329㎎
エネルギー:156㎉
塩分:0.6g / カルシウム:169㎎
エネルギー:15㎉
塩分:0.6g / カルシウム:36㎎