手術が終わった翌日から退院を意識してリハビリに取り組みましょう。 手術が終わると翌日からリハビリが始まります。 体調に合わせて体を動かしていただきます。 まずはトイレまでの移動から始まります。 筋力の回復状態と体調を考慮し、車椅子移動→歩行器歩行→杖歩行と段階を踏んで、移動方法を変えていきます。 当院で手術を受けられる患者様へ 手術を受けられる患者様にご用意いただくもの 上履き 上履きは、踵(かかと)があり脱ぎ履きしやすく歩きやすいため、足の手術をされた方に適しています。長めの靴べらを使えば、自分で脱ぎ履きが出来ます。 リハビリ以外でも使いましょう。 ひも靴は、人工股関節が安定するまでの間は、望ましくありません。 またスリッパはつまずいたり、転倒の危険性があります。 靴べら(50cm程度の長さ) 靴べらを使うと股関節を深く曲げずに靴を脱ぎ履きし易くなります。 前かがみになりすぎると脱臼の心配がありますので、長めの靴べらを使用することで安心して自分で靴の脱ぎ履きが出来ます。 マジックハンド マジックハンドは、床に落ちたものを安全に拾ったり、手の届きにくい物を取るときに使用します。物を取るときに前かがみになり過ぎてしまうこと、体を大きくひねる動作は望ましくありません。 マジックハンドがあれば、安全に自分で拾うことが出来ます。 柄付きブラシ シャワーのときに使用します。 背中や両膝から下を洗う時に使用します。 シャワー用の椅子に座り、膝を外側に開いてブラシを使えば、足先まで自分で洗うことが出来ます。 足を洗うときは、膝を内側にひねらずに洗いましょう。 手術後に使用する病院での介助具 車椅子 車椅子は、手術翌日から使用します。 車椅子への乗り降りや移動がスムーズに行えるようになるまでは、看護師またはどなたかが付き添った状態で使用していただきます。 安全に使用できる段階になりましたら、自分で操作をしていただきます。 歩行器(サークル) 手術後、歩く練習をするときに使用します。 歩行器に充分慣れるまでは、看護師などに見守ってもらいながら使用して歩きます。 杖 リハビリが進むと杖で歩く練習が始まります。 杖で安全に歩けるようになるまで、または一人での使用許可が出るまでは、看護師など誰かが付き添った状態で使用します。 すでに自分用の杖をお持ちの方は、入院時にご持参ください。 関連記事 入院される方へ 入院手続きと当日の持ち物のご案内 備品・設備等について 療養の給付と直接関係ないサービスの料金 入院費について 入院中の生活について 退院に向けて 患者様の安全のためにご協力のお願い 心配事や悩み事のご相談:ご不満の申し出について ご面会の方へ 個人情報保護に関するお知らせ 当院で手術を受けられる患者様へ