
「骨粗しょう症そのものでは症状がありません!」
骨粗しょう症とは、骨がもろくなり、骨折しやすくなってしまう病気です。 健康な骨では、骨吸収(古い骨を壊す)と骨形成(新しい骨を作る)のバランスが取れていますが、骨粗しょう症の原因である原発性または、続発性によりバランスが崩れ、骨折しやすい状態になります。
骨粗しょう症により起こりうる症状
- 骨折しやすい
- 椎体骨折(背骨がつぶれる、脊椎圧迫骨折)
- 大腿骨近位端骨折(脚の付け根が折れる)
- 橈骨遠位端骨折(手首が折れる)
- 上腕骨近位端骨折(腕の付け根が折れる)

骨粗しょう症が原因で骨折すると、、、
以下の様な症状が出現します。
- 痛い
- 変形する(背中が丸くなるなど)→それで更に痛い
- 胃腸障害(逆流性食道炎による胸焼け、食欲がなくなる、など)
- 呼吸障害(息苦しいなど)
- 歩行能力が落ちる(長く歩けない)→大腿骨近位端骨折の50%
- 寝たきりになる→大腿骨近位端骨折25~30%
- 寿命が短くなる→椎体骨折、大腿骨近位端骨折
骨粗しょう症チェックシート
以下の様な症状が1つでも当てはまったら、骨粗しょう症かもしれません。一度、当院にご相談にいらしてください。
- 以前より身長が低くなった
- 背中・腰が曲がってきた
- 背中・腰に痛みがある
日常生活で以下の様なことがあったら、是非、骨密度検査をご受診ください。
- 食事量が少ないが、すぐに満腹になる
- 息切れがする
- 着ていた服の丈が合わなくなった
- 重いものを持つ時に腰が痛む
- 立ち上がるときに腰が痛む
姿勢のチェック

背中が曲がっていないか姿勢をチェックしてみましょう! 正しい姿勢(真っ直ぐな姿勢)は、耳、肩、腰骨が一直線になっています。 鼻が胸より前に出ていれば、背中が曲がっているのかもしれません。骨粗しょう症の場合があります。