
50歳以上の女性は、是非、一度、骨粗しょう症検査のご受診を!
当院では、興味のある患者様へ、まず骨密度と採血などの検査をおこない、個々の患者様の背景から、適切なお薬をご紹介し処方しています。
骨粗しょう症とは
米国国立衛生研究所(NIH)のコンセンサス会議(2000年)で提案された「骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と一般的に定義されています。 わかりやすく言うと 「骨が弱くなって、骨が折れやすくなる、骨の病気」 です。
骨粗しょう症の原因
骨粗しょう症の原因には、原発性と続発性の2種類の原因に分けられます。
原発性
加齢や女性の閉経後
続発性
病気や薬によるもの
【病気】
- 糖尿病
- 関節リウマチ
- 脳卒中後 など
【薬】
- ステロイド(リウマチなど膠原病の薬)
- ワーファリン(血をサラサラにする薬)
- アクトス(糖尿病の薬)
※ 糖尿病の患者様は、骨の質が非常に悪くなるので、骨密度が高くても骨折しやすくなり、注意が必要です。
骨粗しょう症の割合
- 日本では約1,300万人(推計)
- 女性は60歳代では、おおよそ3人に1人、70歳代では、おおよそ2人に1人
- 男性は、不明 となっています。
50歳以上の女性に骨密度検査を推奨!
50歳前後の女性は、閉経に伴いエストロゲンという女性ホルモンが急激に減少します。このホルモンは骨形成を助ける役割をもっています。 エストロゲンの減少により骨の新陳代謝バランスが崩れ、骨量が急激に減ってしまうため骨粗しょう症が進みやすく、注意が必要です。