
~栄養科通信~ 2023年12月号 NO.36
フレイルを予防するには適度な「運動」と「栄養バランス」の取れた食生活、そして「社会活動への参加」が重要となります。
最近の研究では、特に「社会活動への参加」頻度の低下が、フレイルの入り口になりやすいといわれています。
予防は「3つの柱」
栄養
食事の改善・口腔機能
- 食事(たんぱく質、そしてバランス)
- 歯科口腔の定期的な管理
身体活動
楽しく運動・社会生活等
- たっぷり歩く
- ちょっと頑張って筋トレ
社会参加
趣味、余暇活動、ボランティア、社会貢献
- 友達と一緒にご飯
- 前向きに社会参加を
フレイルとは・・・
フレイルは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。

出典:東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢
フレイル予防ハンドブックを元に作図
フレイル予防の食事の取り方
3食をしっかりとりましょう
規則正しく食事を摂ることもフレイル予防につながります。
一日2回以上、主食、主菜、副菜を組み合わせましょう
特にたんぱく質の摂取量が少なくなると筋肉が減少し、加齢とともに筋たんぱくの合成が遅くなるため、高齢の方はより一層たんぱく質を含む食品をとることが大切です。
いろいろな食品を食べましょう
それぞれの食品に含まれている栄養素は1個ではありません。多様な食品を組み合わせて食べる事で、必要な栄養素をまんべんなく摂取する事ができます。
当院の食事紹介
毎月1回行事食を実施しています。
11月は11月24日の「和食の日」に行事食を提供いたしました。
