~栄養科通信~ 2023年8月号 NO.32 夏は尿酸値が上がり、痛風を発症する人が多いといわれています。 発汗などによって体内の水分が奪われることが原因で上昇します。気温が高くなる夏場は、とくに尿酸値が上がりやすい季節なのです。 暑いと、いつもよりお酒を多く飲んでしまう人もいるかもしれません。 夏の飲酒は要注意です。 痛風とはどんな病気? 痛風は高尿酸血症とも呼ばれ、血清尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態をいいます。 細胞内の核に含まれる『プリン体』という物質が分解されるときに生じる老廃物の尿酸が尿として排泄されず、血中濃度が高まることで発症する病気です。 夏場に要注意!痛風の『7つの予防法』 そこで夏場に要注意!!痛風の具体的な『7つの予防法』をご紹介します 1.食べ過ぎ注意 肥満やメタボリックシンドロームの人は 高尿酸血症の割合が増えることが明らかになっています。 2.野菜・海藻を十分に摂る 尿酸はアルカリ性の水分などで溶けやすくなる性質があるので、尿をアルカリ性にすることで 排泄しやすくなり、血中尿酸濃度が低く抑えられます。 3.しっかりと水分補給 ほとんどの尿酸は尿から排泄されるので、尿量を増やす事が大切です。 そのためにも水やお茶などによる十分な水分補給で、尿酸が 排泄されやすい環境を作りましょう。 4.プリン体を摂り過ぎない 尿酸の元となるプリン体を過剰摂取すると、痛風を引き起こすリスクが高まります。 特にプリン体が多く含まれる、レバーや干物は特に注意を。 5.お酒を飲み過ぎない 酒の種類に関係なく、アルコール自体が尿酸値を上げてしまいます。 また、アルコールには腎臓からの尿酸の排出を妨げる作用があるので、大量の摂取は禁物です。 6.適度な有酸素運動を 激しい運動や無酸素運動は尿酸値を上げて腎臓からの排泄が低下するリスクがあります。 痛風予防におすすめの運動は、ウォーキングや、水泳などの「有酸素運動」です。 7.ストレスと上手に付き合う ストレスと上手に付合うことも痛風の予防につながります。 痛風や生活習慣病患者の多くは、責任感が強く過剰なストレスを抱え込みがちなタイプの人が多いと言われています。 当院の食事紹介 毎月1回行事食を実施しています。 7月は七夕に行事食を 提供いたしました。