
~栄養科通信~ 2022年9月号 NO.21
むくみに悩んでいませんか?
今月はむくみについてお知らせします。
むくみとは
むくみは、皮膚や皮膚の下に水分が溜まった状態です。
人間の下半身には全体の7割の血液が集まっていて、ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせることで、血液を心臓に戻します。
これが何らかの原因でうまくいかなくなると、血液が停滞して足がむくみます。

むくみの原因
長時間同じ姿勢でいる
ふくらはぎの動きが少なくなると、ポンプ機能がうまく働かなくなり、むくみにつながります。
運動不足による筋力の低下
筋肉量が少なかったり、筋力が低下したりすると、筋肉によるポンプ機能が低下して血液の循環が滞り、余分な水分や塩分が組織にたまることでむくみが生じます。
塩分のとりすぎ
味の濃い、塩分の高い食物を摂りすぎるとむくみの原因になります。
塩分には水分を抱え込む性質があり、余分な水分をうまく排出できなくなります。
アルコールのとりすぎ
アルコールには血管内脱水の作用があり、飲みすぎると体内の水分が失われて血液濃度が上昇します。体は危険を回避するために血管内に水分を取り込み、血液濃度を低くしようと働きます。この時に取り込んだ水分の一部が、むくみとなって現れます。
体の冷え
血行不良による 体の冷えは、むくみにつながります。
食事で気を付けたいこと
塩分を控えましょう
食事は薄味を意識して、間食にしょっぱいお菓子を食べるのは控えましょう。
カリウムを含む食品を摂りましょう
カリウムは塩分の排出を促進してくれます。
バナナ、桃、ほうれん草、ひじき、昆布、納豆などに多く含まれます。カリウムは水にさらすと溶けだしてしまうので、そのまま食べるか、蒸し料理にするのがオススメです。
ビタミンEを含む食品を摂りましょう
ビタミンEは血行を良くする作用があります。
アーモンド、アボカド、ほうれん草、かぼちゃ、たまご、しそなどに多く含まれます。

当院の食事紹介
手作りミートソースで大好評の献立です。
