~栄養科通信~ 2024年4月号 NO.40 貧血とは赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)濃度が低下した状態をいいます。 もっとも多い貧血の種類は、鉄欠乏性貧血です。 鉄欠乏性貧血の予防のためには、食事からしっかりと鉄など必要な栄養素をとることが大切です。そのために動物性食品・植物性食品をバランス良く食べることがポイントです。 ①食事から鉄を摂取しましょう 食品に含まれる鉄はヘム鉄と非ヘム鉄があります。 その中でもヘム鉄は溶けやすく吸収に適した(二価鉄)なのでヘム鉄を摂る方が効果的です。 ヘム鉄食品豚肉・牛肉・鶏肉・レバー・いわし・まぐろ・かつお非ヘム鉄豆乳・納豆・ほうれん草・小松菜・ひじき ②たんぱく質も摂取しましょう たんぱく質は赤血球の材料となる栄養素です。色々な種類を混ぜて食べるようにしましょう。 ③色々な食品をバランスよくとりましょう ビタミンB2、B6、B12葉酸、ビタミンC、銅なも造血や鉄の吸収には欠かせない栄養素です。 十分に摂りには3食きちんと食べる事が 大切です。 ④ビタミンCは吸収の味方 ビタミンCは非ヘム鉄を吸収しやすい形に変える助けになります。 果物や梅干し、お酢などにもその効果はあります。 ⑤食後の飲み物に気を付けて お茶やコーヒーに含まれる苦み成分のタンニンは鉄の吸収を少し阻害します。 食中や食後すぐにはほうじ茶や、麦茶などを! 当院の食事紹介 毎月1回行事食を実施しています。 3月はひな祭りに行事食を提供いたしました。