
~栄養科通信~ 2019年6月号 No.24
だんだんと夏に近づくにつれて暑くなってきました。
暑い日が続きましたが体調くずされていませんか?
今月は夏バテの予防についてお伝えします。
夏バテとは?
日本の夏は高温多湿のため、体力を消耗しやすい気候と
言われています。
体が気候に対応しきれず、『だるい、疲れやすい、食欲がでない』
というような状況になります。 夏バテとは夏の間におきる体の不調全般のことをさします。

夏バテの予防・夏バテに効く栄養素
予防にはタンパク質、ビタミン類、ミネラル類をしっかりと 摂る事が大事です。
食欲がないからといって食事を抜くのはやめましょう。
ビタミンB1 | 糖質をエネルギーに変える働きがあります。 不足すると疲れやすくなります。 【ビタミンB1を多く含む食品】うなぎ、豚肉 など |
ビタミンA・C | 体の抵抗力を高めてくれます。 【ビタミンAを多く含む食品】緑黄色野菜 など 【ビタミンCを多く含む食品】柑橘類、パプリカ など |
たんぱく質 | 身体を作るのに必要な栄養素です。 【たんぱく質を多く含む食品】肉、魚、卵、大豆製品 など |
ミネラル類 | 不足するとめまいの原因になります。 ミネラル類は様々の食材に入っています。 |
今月の旬のおすすめ食材:なす

なすの皮に含まれているポリフェノールの一種、ナスニンという
アントシアニン系色素が含まれています。
アントシアニンは目の疲労や視力の回復、ガン予防、動脈硬化や高血圧の予防の効果があるといわれています。
なすは夏野菜の一種です。夏野菜は体温を下げてくれる特徴があり、夏バテ予防に最適な食材です。他、トマト・キュウリ・レタス・ゴーヤも夏野菜の一種です。

今月のレシピ:なすと豚肉の味噌炒め
材料(2人分)
- なす 1~2本
- 豚バラ肉 150g
- 大葉 2枚
あわせ調味料A
- 味噌 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 炒り胡麻 大さじ1
- ゴマ油 大さじ1
- 小麦粉 適量
作り方
- 豚バラ肉に小麦粉をまぶす。
- 茄子は1cm幅の半月切りにし水にさらしてアク抜きをする。
- あわせ調味料Aをあわせておく。
- 熱したフライパンにごま油をひき、豚肉を炒める。
- 豚肉に火が通ってきたら水気をきった茄子を加え炒める。
- 火が通ったらあわせ調味料・炒り胡麻(半分量)を加え全体に絡ませる。
- お皿に盛り、最後に残りの胡麻と千切りにした大葉を上からふりかける。
