~栄養科通信~ 2021年4月号 No.4 新年度になり忙しい毎日になっていませんか?食事と「疲れ」は関係があるのをご存知ですか? 疲れにくい身体作りについてまとめました! 「疲れ」と食事の関係 私たちは、健康でいるために様々な食品から様々な栄養素を摂る必要があります。しかしながら、昨今のライフスタイルは忙しい中での食事になり、食習慣が乱れがちです。 例えば、菓子パンやカップめんだけのお食事は、糖質や脂質が多く含まれており、それらはエネルギーのもとになりますが、エネルギーを作る過程でビタミンも消費します。 しかし、野菜をあまり摂取しない場合は必要なビタミンが不足し、エネルギーを作り出せなくなります。また、発酵食品・食物繊維が少ない食事や、食事時間が不規則な場合などは、腸内環境が乱れてしまいます。そうすると、十分に栄養素を吸収できなくなってしまい、食事をしていても栄養不足に陥ってしまいます。 これが食生活の乱れによる「疲れ」です。 どうしても上記の食事になってしまう場合・・・・・ このような少しの工夫で改善します!是非試してみてください! 野菜のサンドイッチを選ぶ。ラーメンにネギやメンマをトッピングする。 果物やヨーグルトに変える。どうしても食べたいときは食べ過ぎない。 電子レンジを使った加熱調理など、簡単な調理法で食べやすくする。調理が難しい場合は野菜を使った惣菜を買う。 食事時間をなるべく揃える。できない場合は食事と食事の間の時間を最低3時間、できれば5時間あける。 疲れにくい身体にする食事とは? 1日3食決まった時間にバランスよく食べる 1日3食決まった時間にバランスよく食べることで、体内時計を整える目的や、様々な栄養をバランスよく摂ることができるようになります。 1日の食事で350g以上を目安に野菜を食べる 野菜は身体の調子を整えてくれるビタミンや、腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富なので積極的に摂取しましょう。 ビタミンB1の食材を摂る ビタミンB1はエネルギーの代謝の手助けをしてくれる栄養素です。疲れの軽減に効果がある食材と言えます。豚肉や玄米に多く含まれます。 ビタミンB2の食材を摂る ビタミンB2は脂質の代謝の手助けをしてくれる栄養素です。ビタミンB1同様に、疲れの軽減に効果がある食材です。魚介類、乳製品、種実類に多く含まれます。 今月のメニュー:バナナブレット 材料 バナナ 2本 薄力粉 140g ベーキングパウダー 5g 溶かしバター 40g 砂糖 40g 卵 2個 トッピング:ナッツ 適量 作り方 バナナをつぶします。 トッピングのナッツを除き、すべての材料を混ぜます。 ナッツをトッピングして、170度のオーブンで40分加熱します。 冷ましたら完成です。 ビタミンB2が豊富なナッツと食物繊維が豊富なバナナを使いました。 冷凍にして保存もできます。 目玉焼きやサラダ等プラスして食べるのがお勧めです。