~栄養科通信~ 2019年5月号 No.23 新緑が綺麗な季節になりましたね。 今回は国民病ともいわれている【肩こり】についてお伝えします。 肩こりとは・・・ 首や肩の筋肉に疲労物質がたまると筋肉が徐々に硬くなっていきます。 その硬くなった筋肉が血管を圧迫する事で血液の循環を悪くしたり、神経を刺激する事で【痛み】や【こり】を生じます。 肩こりの原因には、姿勢の悪さや運動不足、 ストレスなど他にも様々な要因が考えられます。 肩こりの予防に効果がある栄養素とは? バランスの良い食事の基本は、1日3食【主食、主菜、副菜】が揃った食事です。その中で肩こりの予防に積極的に摂りたい栄養素をご紹介します。 ビタミンB1 疲労物質を分解する働きがあり、疲労回復効果が期待されます。 豚肉、うなぎ、たらこ、大豆、小豆 など ビタミンB12 傷ついた神経を正常に戻す効果があり、肩こりを和らげる働きがあります。 レバー(牛、豚、鶏)、さんま、いわし、アサリ など ビタミンE 血管を広げて血行をよくする働きがあります。 うなぎ、アーモンド、かぼちゃ、モロヘイヤ、赤パプリカ など クエン酸 疲労物質「乳酸」の分解を促す効果があります。 酢、レモン等の柑橘類、梅干しなど「すっぱい」と感じる食品に多く含まれます。 今月のおすすめ食材:いわし 脳の活性に効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)や血液をサラサラにする役割があるEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含みます。 骨を丈夫にし骨粗鬆症の予防に効果があるカルシウムやビタミンDが豊富です。 皮膚や粘膜を作る働きがあるビタミンB2やビタミン12も豊富です。 【いわし】 今月のおすすめメニュー:いわしの梅煮 材料(2人分) いわし 4尾 生姜 1片 梅干し 2個 酢 大さじ1 あわせ調味料A 醤油 大さじ2 酒 大さじ3 みりん 大さじ3 水 200㎖ 作り方 いわしの鱗をとり、頭と内臓を取り除き水で洗う。 キッチンペーパー等で水気をしっかり取り除く。 フライパンに、あわせ調味料Aを入れ、ひと煮立ちさせます。 生姜、梅干し、いわし、酢を入れ、落とし蓋をして中火で約15分煮る。 煮詰まったら完成です。