
~栄養科通信~ 2023年4月号 NO.28
春爛漫、桜が咲き誇る季節になりました。
草木も芽吹き色々な花々も咲き気持ちの良い季節になりましたね。
お花見や山菜採りなどをしながら、春を探しに出かけるのも良いですね。
今月は旬な春野菜をご紹介させていただきます。

春の旬の食材をいただく!

春野菜には、冬の寒さを耐え抜いて成長してきたからこそすぐれた栄養成分がたくさん詰まっています。
一年中出回っている野菜にも、この時期にしか味わうことのできない物があります。
例)じゃが芋、玉ねぎ、キャベツなど
いづれも通年で回るものと比べると柔らかく、甘味もあり、みずみずしいのが特徴です。
特にじゃが芋、玉ねぎ、キャベツなどは生食でサラダに適しています。
春野菜の成分の特徴
積極的に食べましょう!
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、疲労回復・皮膚や粘膜のトラブル解消、便秘予防にも効果あります。
苦味
春野菜独特の苦み成分は「植物性アルカロイド」です。
腎臓のろ過機能を向上させて、老廃物を体の外に出してくれる解毒作用の働きや、新陳代謝を促進する働きがあります。
香り
せりや、セロリなどのせり科の春やさいが放つ豊かな香りには、製油成分のテルペン類が多く含まれていて、血行促進・抗酸化作用・ストレス緩和などの効果があります。
おススメ野菜の栄養素
新玉ねぎ
ビタミンB1,B2、C、カルシウム等が含まれています。
辛味成分の硫酸アリル(別名アリシン)は疲労回復や殺菌効果に加え、血液をサラサラにしてくれる効果があると言われています。
春キャベツ
ビタミンCや食物繊維が豊富なほか、胃壁の粘膜を丈夫にし、消化を助ける働きがあると言われる成分が含まれています。
その名もビタミンU(別名キャベジン)です。
菜の花
春野菜の中でもビタミン、ミネラルが群を抜いて豊富です。
特にビタミンCはほうれん草の4倍含まれています。ビタミンB群、鉄、食物繊維なども多く含んでいます。
新人参
Β‐カロテンが豊富に含まれていて、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、免疫力の強化、アンチエイジングなど健康や重要な働きをする栄養素です。
アスパラガス
アスパラギン酸という成分が含まれていて、「免疫力アップ」「疲労回復」などの多くの効果が期待されています。
他にもビタミンA,B1、B2、C、Eなども多く含まれます。


当院の食事紹介
毎月1回行事食を実施しています。
3月の行事食はひな祭りに因んだお食事を提供しました。
ひなまつり献立
- ちらし寿司
- 清まし汁
- 魚の西京焼き
- 春の炊き合わせイチゴ杏仁豆腐
