~栄養科通信~ 2023年1月号 NO.25 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 2023年の幕開けの1月は免疫力を高めて迎えたいですね。 免疫は私たちの身体を守ってくれる大切な仕組みです。 免疫力が低下すると、ウイルス・感染症・アレルギーなどを引き起こし、病気を発症するリスクが増えてしまいます。 免疫力の低下はストレスや生活習慣・加齢などによって低下されると言われています。 逆に免疫力が高まると、抵抗力がついて病気になりにくい身体、早く回復できる身体になります。 免疫力を高めるポイントは腸にあり! 体全体の免疫細胞の約6~7割が腸に集まっています 。 腸内環境を良好に保つことで、免疫力の低下を防ぐと言われています。 腸内細菌のバランスを整える食品 発酵食品 ヨーグルト、納豆、漬物、チーズ、味噌など 食物繊維の多い食品 野菜・海藻類・きのこ・豆類など オリゴ糖が多く含まれる食品 玉ねぎ、バナナ、大豆製品、ごぼうなど 腸内環境を改善しよう! 腸内環境を整えるには発酵食品に含まれている菌を摂取する事が大切です。 菌は一種類ではなく、様々な菌を継続的に摂取する事で、耐性が付きにくく効果を感じやすいと言われています。また、食物繊維やオリゴ糖は腸内細菌のエサとなり、菌の増殖を手助けします。 免疫力細胞を活性化させる栄養素 たんぱく質 たんぱく質不足は抵抗力低下に直結します。 筋肉を増やして体全体の代謝を上げる事も効果的です。 肉・魚・大豆などのタンパク質を豊富に含まれる食材を適量摂ることが大切です。目安はご自身の手のひらサイズです。 ビタミンA・C・E 抗酸化作用があります。粘膜を丈夫にしたり、免疫細胞の数を増やして活性化させ、免疫力を高める事でウイルスや病原菌の侵入を防ぎます。 ビタミンA:レバー・ウナギ・緑黄色野菜 ビタミンC:野菜・果物 ビタミンE:ナッツ類・緑黄色野菜・植物油 亜鉛 免疫に深く関係している栄養素です。傷ついた細胞を修復する材料つくりをサポートするほか免疫細胞の働きを活発にして細胞の強い身体に導いてくれます。 亜鉛:牡蠣・レバー・牛肉