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12月 生理機能の維持をする鉄

*健康寿命の延伸に必要な12の栄養素*

Vol.12:生理機能の維持をする鉄

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。健康寿命を延ばすためには、日々の食事・運動・休養(睡眠)など、適切な生活習慣とストレス管理が必要です。そこで2025年は健康寿命を延ばすために必要な栄養素に注目し、少しでもお役に立てる情報を発信していきます。

全身に酸素を運ぶ役割があります。赤血球や筋肉の構成成分となり、肝臓や骨髄などに蓄えられます。また、脳の働きをコントロールする、骨を丈夫にする、免疫力を高めるなどの働きがあります。鉄は体内への吸収率がきわめて低く、不足しやすい栄養素です。

鉄欠乏性貧血となり疲労感、頭痛、動悸、息切れ、めまい、食欲不振などの症状が現れます。                       女性は月経、妊娠、授乳により不足傾向。   

食事のみで過剰になることはありません。しかしサプリメント等を利用し摂り過ぎると胃腸障害による吐き気や下痢などの症状が起こる ことがあります。

鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。

*効率的な摂り方は?

動物性たんぱく質ビタミンCと組み合わせると吸収率が高くなると言われています。

動物性たんぱく質:肉、魚、卵など

ビタミンC:パプリカ、レモン、イチゴなど

◆吸収率を下げる食品を控える

緑茶、紅茶、コーヒーに含まれるタンニンなどが鉄の吸収を妨げます。食事の前後や食事中に飲むことは控えましょう。

◆ゆっくりよく噛んで食べる

鉄の吸収には胃酸が必要なため、よく噛むことで胃酸の分泌を高める必要があります。

*クイズ*

鉄の多い食品はどっち?

お手軽レシピの紹介

当院の食事紹介

毎月1回行事食を提供しています。11月は【麺の献立】を提供しました。